寝具を回収し再素材化する「susteb」が、開始から1ヶ月で5000枚以上の寝具を回収。再生素材「susteb fiber」や自社ブランドを新たに展開。

寝具を回収し再素材化する「susteb」が、開始から1ヶ月で5000枚以上の寝具を回収。再生素材「susteb fiber」や自社ブランドを新たに展開。

寝具の回収をお願いできるサービス「susteb(サステブ)」が、開始1ヶ月で5000枚以上の寝具を回収させていただきました。回収した布団は素材として再生され、新しい寝具や衣料品として利用されています。今後は、家庭での利用の促進と再生素材を使ったオリジナルブランドの立ち上げ、再生素材「susteb fiber」の提供を進めていきます。

2021年9月1日に販売を開始した、寝具の回収と再素材化を行う「susteb」が、自宅の布団の片付けや法人様のご利用、自治体との連携を通して拡大し、開始から1ヶ月という短い期間ながら5000枚の布団を回収することができました。

30代〜50代の主婦の方を中心にご利用いただいており、
「不要になった布団が捨てづらく困っていたが、回収まで含めてお願いできるので便利でした」
「使い方がわかりやすく、簡単に出荷まで行えました」
「リサイクルされてまた役に立ち、収納スペースもあけることができてとても画期的だと思いました」
「住んでいる地域で回収してもらえなかったので助かりました」
などの声に加え、
「活動の趣旨に賛同します」
「廃棄するのはもったいないと感じていたので、再利用されるサービスを支持します」
といったサステナブルな取り組みに賛同していただいている声も多く届きました。

再生した素材を用いて長座布団を製造している工場の写真

今後について

sustebでは、今後以下の取り組みを行っていきます。

  1. 家庭での利用の促進

  2.  sustebで再素材化した「susteb fiber」の提供

  3.  susteb fiberを使用した寝具ブランドの立ち上げ

▼ 1. 家庭での利用の促進
寝具はその捨てる面倒さから、自宅に余っている量がとても多いことが知られています。現在は自治体や法人からの回収が主ではありますが、家庭から回収することでより本質的な問題解決に向かうと考えています。そのため、家庭での利用に特化したサービス体系・ユーザビリティーの向上に積極的に取り組んでいきます。

▼ 2. susteb fiberを使用した寝具ブランドの立ち上げ
susteb fiberを用いた自社ブランドの立ち上げも行っていきます。このブランドでは、再生素材を100%使用し、かつ使わなくなったり摩耗したものについてはsustebで回収を行い、また使える形にして再販売を行っていくことで、新たな素材の収穫をほぼ行わないモデルを提案していきます。

▼ 3. susteb fiberを使用した寝具ブランドの立ち上げ
sustebで再生した繊維・わた・羽毛「susteb fiber」を、提携他社に提供する体制を整えていきます。これにより、企業のSDGs目標達成のためのサポートやコスト面でのご支援を行っていきます。
また、susteb fiberを用いた製品は回収することで再度素材にすることが可能なので、製造から再生産まで一貫したサイクルを形成することができます。

回収した布団やsustebで再生した製品を保管している倉庫の写真

sustebの社会的意義について

寝具はこれまで、廃棄されるのが当たり前でした。粗大ごみの内訳の中でも寝具が1位となっている自治体も多く、東京23区では令和元年に年間100万枚の布団が粗大ゴミとして廃棄・焼却されました。

一方で、廃棄の面倒くささから現在も捨てられずに家に残っている寝具も多く、繊維系新聞の調査によると日本国内に10億枚以上の布団が余っているという結果になりました。

このように、
捨てられている量も、捨てられずに残っている量も、どちらも多いのが寝具の特徴です。

しかし、布団は羽毛であればダウンジャケットや羽毛布団等の新たな羽毛製品として再利用が可能ですし、綿は詰め綿としてクッションや座布団、布団等に、糸を引けば生地化して縫製品にすることができます。

一方で、寝具は一定の大きさがあることもあり、回収の難しさがあります。なので、
自宅から出ることなく、できるだけ簡単かつ安価に寝具の回収を行うことができるサービス「susteb」を立ち上げました

従来の経済システムが行き詰まりを見せた昨今、感度の高い消費者はすでにサーキュラー・エコノミーの観点で購買行動を取っていますが、まだまだ大多数ではない現状があります。sustebは、寝具というこれまで再生があまり行われて来ず廃棄やタンスで眠ったままになっていたものの回収を通して、消費者に気づきを与えるようなサービスでありたいと考えます。

 

上記内容は、以下のプレスリリースサイトからもご覧いただけます。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000069965.html